タチウオ 第19弾
先月某日
「1月12日 チャーター便に空きありますが豊後行きませんか?」
というお誘いを受け
確か3連休初日と3日目に遠征予定だったので
12日はOFFのはずだったが…
3秒ほど考えて
「行きます!」
今回も黒岩さんの大型船。
今日は数日前まで雨風予報の荒れる感じで
出船も危ぶまれていたが
予報がいい方に外れてくれたようだ。
出船時に降っていた雨も 釣り始めるころには止んでくれた。
それでも午後からは爆風予報なので
それまでにしっかり釣っておかないと。
夜明けとともに いつものポイントで釣り開始かと思いきや
あれれっ?
スルーしてさらに走る事30分
いつもとは逆の佐田岬の北側釣り開始。
「型のいい方がいいでしょう?」
という船頭さんの言葉に
全会一致で
「はい!」
潮が速いポイントだが良型が狙えるという。
しかし、釣り開始したものの
3ノット以上流れているようで アタリは皆無。
狙う水深は130〜180m
時合いは 潮が緩んでくる10時くらいからということで
それまで気長に待つしかない。
前日は1mmも動かない潮に苦しめられたが
今回は速すぎる潮に苦戦。
2時間ほど我慢の時間帯が続いたが
船長の言葉通り
潮が落ちてくるとアタリがではじめた。
揚がってくるのはF4〜F5のプチドラゴンばかり。
船中あちらこちらで
ドラゴンがバタバタとデッキで暴れる音がし始めた。
今回もサンマ+タチウオのシッポ サンドイッチ作戦。
一流しで4〜5本 いいサイズが釣れ揚がってきても
合わせのタイミングを間違えなければ
テンヤもほぼ無傷で揚がってくる。
魚を外せばエサを付け替えることなく 即投入できるので
とかく手返しが悪くなる深場狙いでは
エサ交換のタイムロスを省くことが1匹でも多く釣り上げるコツである。
イワシエサでもアタリは多いが
ドラゴンサイズにアタックされると
魚を釣り上げるたびに毎回イワシを付け替えないといけないし
150m以上の深場で何度もアタックされボロボロになれば
その後いくら待っても釣れなくなってしまう。
エサがかじられて もう無くなったかな?という心配は一切しなくていい。
合わせた瞬間 ガシッっと根掛かりを思わせる衝撃から
強烈な締め込みを全身でうけとめて
深海からドラゴンを引きずり出す
この感触 たまりません。
時合いに突入すると
ジャカジャカ・ストップの直後に
ドカーンとテンヤを下から突き上げるものすごいアタリがでる。
瀬戸内の小型タチウオなら 穂先がポヨンと戻る程度だが
ドラゴンクラスの突き上げアタリは強烈で
竿先の跳ね上がるだけでなく、ラインが一気にふける。
素早くラインスラッグをとって
竿先を突き上げるような強い合わせを入れないと
フッキングしないどころか リーダーを噛み切られてしまうことがある。
ココにはF3とかいう細いタチウオはいないみたい。
これほどアベレージサイズのイイ日は初めてだ。
みなさん次々とドラゴン確保。
昼になって潮が止まると
先ほどまでの怒涛のラッシュも終わり
ポツポツモードに。
それでもやっぱり揚がってくるのは良型ぞろい。
午後からは予報通り爆風大荒れに。
あとで見ると佐田岬 11m吹いてた。
そんな中でもアタリをとらえポツポツ追加。
いつものポイントより潮も速く 時化やすいので
なかなか行けないところみたいだが
みなさんの日頃の行いがよかったせいか
釣りの時間帯だけ雨風もおさまって いい釣りができた。
全く釣れない時間帯もあったが
時合いに突入したときの爆発力はさすが豊後水道。
ほぼF4〜F5、5サイズと型が揃った。
匹数こそ そこそこだが60Lクーラーにこの状態。
まだまだ熱い 豊後水道のタチウオ釣り。
本日の釣果 タチウオ 25匹